ほんとに備忘録

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子どもの「やる気」の芽を摘まないヒントが盛りだくさん『7歳までのお守りBOOK』

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7歳までのお守りBOOK―西野流「ゆる親」のすすめ〈上〉「正しい母さん・父さん」を頑張らない。

 

子育てで思い悩む人にも、そうでない人にもとてもお勧めの本だと思います。

この本を読んで、とても素敵な本に巡り会えたなぁと、なんだかほっこりしました。

迷いがなかった部分でも、自分がもやもやしていた気持ちに合点がいきました。

 

優しい話しかけのような文章で、子育てで疲れていてもサラサラと読めてしまう印象です。

 

心にグッとくる言葉がたくさんありましたが、その中でも「これは!」というものをご紹介したいと思います。

 

 

こどもの遊びは「見てる。でも、手伝わない。」

これは、けんかについても言えるようです。

大人ができることは、周りに危険なものがないかを確認すること。

こども同士のけんかで学べる人の痛みや力加減は、大事ですよね。

大人になったらできませんからね。

 

魂が壊れるより、骨折のほうがまし。

挫折より骨折!

親がどんどん先回りをしてこどもから危険を取り除いてしまうことで、こどもの判断力が育たなくなることが危惧されます。

それにしても、面白い言い回しですね。

 

 

比べるって、最小限のエネルギーで人をヘコませるワザだから。

こどもが大人にして欲しくないことナンバーワンは「人と比べる」ことのようです。

これは、例えばよその子を褒める時にも注意が必要でしょうね。

敏感な子だと、間接的に「比べられてる」と思って傷ついてしまうこともあるかも知れません。

最小限のエネルギーでできてしまうことなだけに、「ついつい」ってことがないようにしたいものです。

 

 

虫はね、ずっと周りから見られていると死んじゃうんだよ。

こどもと虫とは違いますが、こどもって、とっても敏感で繊細です。

大人同士の付き合いでもあまり見えすぎない方がいい部分があるように、こどもの世界も同じ。

大人の視界から逃れるすきまがあった方が良いそうです。

 

 

料理って、「安心して失敗する」ための絶好の場でもある。

だから、料理をするとこどもが生き生きするそうです。

一つ一つのことができたことで、ちっちゃな自信が生まれるそうです。

その「自信」がいっぱい積もれば、こどもは大きく成長するでしょうね。

 

 

暮らしの中の「面倒くさい」ことをあえて手放さない。

そう大人たちが覚悟を決めたらこどもたちの目に輝きが戻ってきた。

わたし自身、「面倒くさい」生活の営みこそが「生きる」ことだと思っています。

だって、楽しいから。

だから、その楽しさをこどもに伝えていきたいなと思います。

 

 

「食う、寝る、出す」を気にかける。

親にできることってこれぐらいだよね。

「ごはん食べられてるかな」「ちゃんと寝てるかな」「ちゃんとウンチ出てるかな」

この基本は、こどもが大きくなっても同じようです。

逆に、「これさえできていれば 」ぐらいのゆる〜い気持ちで接するくらいの方が良いような気もします。

 

 

「人に迷惑をかけちゃダメ」って小さいときから厳しく教え込みすぎないで。

これは筆者が、思春期に「問題行動」を起こしたり生きづらさを抱えている子やその親の相談ケースから学んだことだそうです。

2〜3歳のこどもがお友達のおもちゃを取ってしまっても、グッと我慢です。

これは一緒に遊ぶ親の理解も必要なので、とても難しい問題だと思います。

 

 

「あの子さえいなければ、うちのクラス平和でいいのに」

そう思ったときにわが子が育つ大事なチャンスを失います。

人間って、ほんとにいろんな人がいる。

そんな多様な人たちの一人に出会えたのに。

そのことわが子はこれからどんなふうに一緒に楽しく過ごせるかな。

いろんな人と出会い、一緒に生きていく力をつけるためのまたとないチャンスだから。

なんて前向きなんでしょう。

そうですね、大人になってからも人生では本当にいろんな人と関わります。

「人」が一番難しい。

わが子の経験として、大切なこととして受け止めたいものです。

少し話は違いますが、こどもが教えを受ける「先生」に対しても同じことが言えるでしょうね。

わたしは、ひいきや体罰をする先生に教えを受けたことがありますが、それも今思えば人生経験。

こどもの前で「先生」を悪く言うことがないように気をつけたいです。

 

 

小さいこどもでも、悲しみを受けとめる力はもっているんです。

小さいからそんな力がないと思うのはこどもに対して失礼です。 

親にできるのは

こどもの悲しみを限りなくゼロにしようとすることじゃなくて、

悲しんでいるこどもによりそい

その悲しみを受けとめてあげること。

 悲しみだけではなく、こどもに対して失礼なことがないようにしたいなと「はっ!」としました。

新しいことにチャレンジしようとする娘に、ついつい手出しをしたり「まだ早いから」と言ってしまうことがあります。

そんなとき、娘は「できるもん!」と怒ります。

危険が伴うこと以外には、なるべく寄り添う姿勢でいられたらなと思いました。

 

 

世間体を気にして育てても、

ひとさまは最後まで私のこどものことを

みてくれるわけではありません。

まずは、目の前のこどもを、まるごと信じましょう。

親子の信頼関係は子育てにとってとても重要ですが、なるほど、

まず親がこどもを信じなければ、信頼関係など築けるはずはないですね。

でも「まるごと信じる」って結構大変ですよね。

でも「まるごと」ってことが一番大事なんでしょうね。

 

 

先回りして手出し口出しすればするほど

命の幹はやせ細っていく。

「見守る」ということ。

やっぱり大事なんですね。

 

 

「生まれてくれてありがとう」

子育ての毎日慌ただしい中だとついつい忘れてしまうこの気持ち。

でも、ちょっと疲れた時こそ思い出したいですよね。

お腹の中に我が子を授かったことを知った時の温かな気持ち。

妊婦検診のエコー写真を見ては、早くこの子に会いたいなと胸を膨らませていたこと。

そして、元気に生まれてきてくれた日の喜び!

そう。

この気持ちを忘れないで接していれば、なんとかなりそうな気がしてきます。

 

それから、大切な主人にも。

「出会ってくれて、ありがとう」

 

 

 

こどもがもう少し大きくなったら、合わせて読みたい本です。 

10歳からの見守りBOOK―西野流「ゆる親」のすすめ〈下〉だいじょうぶのタネをまこう。
 
それから、著者の西野博之さんが理事長を勤める施設。
いつか遊びに行ってみたいです。

 

こちらはサブブログです。

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